IIIプレイ記録 014

　レベルキャップ全部外しマシタ！　順番は雷（Lv67）→氷（Lv72）→炎（Lv74）、現在レベル75。

　苦戦したのは、順番の通り炎です……探索も面倒なら、戦闘も大変でした。炎の先見術をシノビに持たせていたため、開幕先見術→2ターン目で分身→物理攻撃で蒸発という不毛なことを何度か繰り返しました。分身抜きにしてもあまりにも紙だったので、防御を捨てて全体攻撃の耐性アクセサリーを付けたら何とか即死しないようになり、その後は大活躍してくれたんですけれども。あと意外とゾディは死なないことが発覚。
　氷は招鳥＋ディバイトガード＋氷の先見術と、リセットウェポンで割合簡単に倒すことが出来ました。AIが保守的なのかな？　氷槍とブレスの対策さえしっかり立てておけば、とりあえず1ターンで全滅することはないようです。

　やり込み要素は山ほど残ってるけど、ここらで漫画のために無印プレイに戻ろうと思います。……B25Fのマッピングで心が折れたとか、航海に出たくない引きこもりなだけだとか、触手つえーとか、宝典集め面倒くせぇとか、まぁ色々あるんだけどな。

　シナリオに関して一つだけ気になってることがあって、それが全てのモニョモニョの原因だと思うのです……

　世界樹って結局何なの？　大丈夫なのソレ？

　真ルートはつまるところ、「人類の敵たるフカビトを討ち取ってめでたしめでたし」な流れなワケで、これって世界樹対フカビトの対立の図式の中で、PCが自動的に世界樹サイドに当て嵌められてしまっただけなんじゃないかと思うのです。
　海都は世界樹の力によって栄え、深王は世界樹の命に従って深都を作りフカビトと戦ってきた。よってPCが海都と深都のため、ひいては人類のために世界樹側について戦う、という流れは自然と言えば自然なのですが、それは本当に「正しい」選択肢だったのかなと、そこが私の中では疑問のまんま解消されていないのですよ。太祖様は「人間と我々は共存出来るだろうか？」って問うて来るくらいだから、少なくとも人間と世界樹を同レベルで敵視していたわけではないと思うんですよね。世界樹はガンガンにフカビト（魔）を敵視しているし、そこのところの対立は間違いなくあったと思うんですが。

　そもそも世界樹は人間に高度な技術を提供してくれていたと言いますが、それってヴィズルの時みたいに何か裏があるんじゃねーかなとか……まぁ長は古代文明ではなく、己の人徳で街をまとめ栄えさせていたようなので、それとこれとはまた別に考える必要がありそうです。
　ただ、フカビトが人間を餌にする、だから人間はフカビトと戦う、ここまでは理解できるんですが、そこに何故世界樹様が割り込んでくるのか、それが分からなくてモニョモニョしているのが現在の私の状態なのです。
　世界樹の狙いが分からない……今は人類との協力関係があるから良いけど、フカビトの眷属を潰した後はどうするつもりなの……ひょっとして人間を餌にするよりウン倍もえげつない野望があったりとかするんじゃないかい？　なんかさぁ、SF小説「夜と泥の（「象られた力」収録作品）の星の意思みたいなさ……。アシモフの小説にも何かそんなのあったな。あれは友好的な意思だったから良かったけど。

　あ、ちなみに話の流れとして自PT妄想と一番しっくり来ているのは深都ルートです。ルート選択の時点で、海都も深都も言ってることが胡散臭いって言うか対立しちゃってるので、「一方が真実であると仮定して、より事態を悪化させるのはどちらか？」という考えの下に行動を選択しました。
　海都は「皆の力でフカビト倒せるはずなので協力してくれ」、深都は「フカビトと戦うには少数精鋭の戦術を取るべきであって、海都の協力は不要、むしろ邪魔である」なんですよね。海都に協力すると、深王の話が真だった場合に都が丸ごとドボンしちゃうけど、深都の方は悪くとも現状維持、冒険者（自パーティ）が死んだらその時はその時っていうある種の無責任さがある気がします。
　ウチの子たちはその辺投げやりって言うか、自分が海の藻屑になるだけで済むんなら海都を巻き添えにはしたがらないだろうなぁと……「皆でやれば勝てるはず」とか楽観的かつ熱苦しいことを言うのはモンク一人くらいではなかろうか。

　何にせよ、「情報量の少ない一周目が一番面白かったです！」。ドロップ収集と上記のもやもやを回収するためにそのうちまた周回すると思いますが、情報を集めれば集めるほどモニョモニョ要素が増えて行くような気がしてならない。特にNPCの台詞はあんまり噛み砕かずに読み流してしまったので、今からプレイしたら各所にツッコミ入れるのに忙しくなりそうです。