目的に応じて適当に
Posted by よあ - 2008.07.13,Sun
儚い絆だった。そうだ、彼らの本名すら知らないままで居た。
けれど確かな思い出の温もりは、些細な虚無感を綺麗に塗り潰していく。
■視点01/63文字/いつか■
けれど確かな思い出の温もりは、些細な虚無感を綺麗に塗り潰していく。
■視点01/63文字/いつか■
Posted by よあ - 2008.07.13,Sun
ただ、優しい人であったことに間違いはない。
そして強かった。
強過ぎた。
強過ぎたから──だから誰にも真意など汲めなかったのだ。
■視点04/65文字/回想■
そして強かった。
強過ぎた。
強過ぎたから──だから誰にも真意など汲めなかったのだ。
■視点04/65文字/回想■
Posted by よあ - 2008.07.13,Sun
求めた物は日銭のみ、富も名誉も無用だった。何故こんなことに、とリーダーを振り向くと、彼もげんなりした顔をこちらに向けた所だった。
■視点02/65文字/B25F到達後■
■視点02/65文字/B25F到達後■
Posted by よあ - 2008.07.13,Sun
二度と会うことはあるだろうかと、後にした街を振り返って思う。
『オレ、家を継ぐから』
──そうだ、ここに来れば、いつだって会える。
■視点05/65文字/いつか■
『オレ、家を継ぐから』
──そうだ、ここに来れば、いつだって会える。
■視点05/65文字/いつか■
Posted by よあ - 2008.07.13,Sun
他人というのは案外どうでも良いものなんだ。
そう開き直ってしまうと、一気に気が楽になった。今まで感じていた閉塞感が嘘のようだ。
■視点05/64文字/B3Fにて■
そう開き直ってしまうと、一気に気が楽になった。今まで感じていた閉塞感が嘘のようだ。
■視点05/64文字/B3Fにて■
Posted by よあ - 2008.07.13,Sun
いっそ舌鋒鋭く攻撃してくれれば良いのに、と彼女は思った。
幼子をあやすような甘い声は、氷の腕となって彼女の身を包んでいた。
■視点03/62文字/回想■
幼子をあやすような甘い声は、氷の腕となって彼女の身を包んでいた。
■視点03/62文字/回想■
Posted by よあ - 2008.07.13,Sun
そこは行き止まりだった。
果てなく続くと謳われた地下樹海の、あるとも知れぬと言われた深奥。彼らはそこに立ってしまったのだった。
■視点03/64文字/B30Fにて■
果てなく続くと謳われた地下樹海の、あるとも知れぬと言われた深奥。彼らはそこに立ってしまったのだった。
■視点03/64文字/B30Fにて■
Posted by よあ - 2008.07.13,Sun
深く考えずに行動した方が良いということも、往々にしてあるのだ。この目で確かめるまでは、自分は大丈夫だ、立っていられる。
■視点04/60文字/回想■
■視点04/60文字/回想■
Posted by よあ - 2008.07.13,Sun
忘れるなと、砂に落ちた鋼片が、血痕が叫んでいる。向けられた切っ先に宿っていたもの──彼らの信仰を踏みにじった事実と、その理由を。
■視点05/65文字/B18Fにて■
■視点05/65文字/B18Fにて■
Posted by よあ - 2008.07.13,Sun
人に告げるような理由はない。ただ突然に、今までの日常を裏切ろうと決めた。
その突飛さだけが、彼が父から受け継いだ財産だった。
■視点01/63文字/肉屋にて■
その突飛さだけが、彼が父から受け継いだ財産だった。
■視点01/63文字/肉屋にて■
カレンダー
カテゴリー
プロフィール
HN:
よあ
自己紹介:
修行中の身。
自分に作れるものなら、何でも作るよ。
自分に作れるものなら、何でも作るよ。
ブログ内検索
最新CM
最新トラックバック
アクセス解析
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
Powered by "Samurai Factory"
PR